日時 | 平成16年8月29日(日) |
---|---|
会場 | 沼津御用邸記念公園 東附属邸 第1学問所 |
場所柄、いつもとは違った、少し高級感のあるもの、お客様と共に空間と時間 を共有する「サロン」のような雰囲気を作ってみようと企画。白足袋を持参して頂き、可能な方は和服でお出かけ頂くことを勧めました。日本の芸事の基本と なっている、すり足や「礼に始まり礼に終る」ご挨拶、扇の扱い方などのお作法に触れる。最近では和室の有るお宅も少なくなり現代人が忘れがちな礼儀作法が 自然と身に付くことも謡や仕舞を嗜む利点であります。今回は能が持つ文学性に焦点を置き、馴染みの深い古典文学を引用した謡を紹介。能は扇1本で色々な型 を表現することから、実際に扇を持って体験。天女の舞に出てくる浦風にたなびく風の型、酒好きの妖精が舞う、盃の型、武士が戦の様を表す太刀を抜く型な ど、かなり具体的で高度な型に挑戦して頂きました。