日時 | 平成16年12月12日(日) |
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会場 | 矢来能楽堂 |
出演 | シテ:観世喜正、 ツレ:桑田貴志、 ワキ:村瀬 提 ほか |
唐土・揚子江のほとりの市で酒を売る高風(ワキ)のところへいつも酒を飲みに来る者がいるが、いくら飲んでも全く酔わないのである。高風が名を尋ねたところ、猩々(中国の想像上の動物。酒を好み舞い戯れる、少年の姿をした妖精)であるという。興味を持った高風は、潯陽の江にて猩々を待つ。やがて波間の上に猩々(シテ)が現れ、軽やかに舞を舞う。
「猩々乱」とは、「猩々」の特殊演出のことであり、舞の部分が大きく異なる。舞の中に水辺を歩く時の特殊な足使いが見られる。また、「双之舞」の小書によって、二体の猩々が舞い乱れる。一人前の能楽師になるための最初の登竜門となる演目です。